先日、電車で都内へ出たのですが、乗換の階段で転んだ方を見かけました。幸い、大きなけがなどはされていない様子でしたが。
予期せぬ時に起こるのが怪我なので、起きてしまったらどうするか、最善策を取る事で被害を最小限に抑える事ができるのかなと思います。
今日は、そんな視点から書きますので、万が一の時に役立てていただければ幸いです。
日常的に起こりやすいケガといえば、やはり転倒ではないかと思います。
■万が一、転んでしまったら
転倒してしまったら考えられるケガは、捻挫と打撲です。
手をついて、手首を捻挫する
すってんころりと転んで背中を強打する
肘を地面に打ち付けて打撲する
こんな風に体を激しくぶつけると、身体の中はどうなるか簡単にいいますと「皮下組織や筋肉などの組織が損傷を受ける」ことになります。打撲や捻挫は、出血を伴わない場合が多いため、そのままにしがちです。
■ケガの治りを早めるRICE(ライス)
RICE?ライス?お米?
そんな声が聞こえてきそうですが(笑)・・・
この言葉は特にスポーツの現場で、適切な応急処置をする際の原則として教えられている考え方です。 4つの言葉の頭文字を取ったRICE。その4つとは一体どんな意味なのでしょうか・・・
REST 安静にする
ICE 冷やす
COMPRESSION 圧迫する
ELEVATION 高く上げる
ちょっと専門用語だと分かりにくいので、分かり易くご説明します。
1.安静にする(REST)
打撲や捻挫した部分を無理に動かすと、痛みが増したり悪化したりする場合がありますので、とにかく痛めた箇所を動かさず、まずは楽な姿勢で安静にしましょう。
2.冷やす(ICE)
痛めた箇所やその周りを冷やす事で痛みを軽くし、内出血や炎症を抑えます。捻挫や打撲した箇所を中心に、氷などを入れたビニール袋やアイスノン等で、大体15~20分を目安に冷やしてください。この際に、冷やし過ぎると凍傷になる恐れもあるため、絶対に氷は直接当てないようにしてください。
3.圧迫する(COMPRESSION)
圧迫することでも腫れや内出血を防ぐことができます。
包帯やテーピングで、打撲部位を適度に圧迫しながら巻いて固定しましょう。包帯は伸縮性のあるものの方が良いです。強く圧迫しすぎると、血流が悪くなったり神経を圧迫したりすることがあり危険なので、程よい強さにしてください。
4.高く上げる(ELEVATION)
よく漫画等で骨折して入院した患者がベッドの上で脚を吊っている絵が描かれますが、そのイメージです。打撲や捻挫した部位を心臓より高い位置に保つことで、内出血を防いだり、傷みを和らげる事ができます。椅子や枕、クッションなどがあれば、それを利用して、無理のない姿勢で高いところに持ち上げましょう。
以上、RICE(ライス)について説明させて頂きました。
RICE(ライス)の処置を行うと、痛みや腫れがひどくなるのを防ぎ、治りも早くなると言われていますが、あくまでもこれは「応急処置」であって、治療ではありません。
このRICE(ライス)処置を行った後は、自己判断をせずに、念のため整形外科等の医療機関や柔道整復師のいる接骨院や整骨院に行く事をお勧めします。
もし転んだあと、また転んでしばらく時間が経ってから、気分が優れなかったり、酷い場合は吐き気や「めまい」があったら、すぐに医療機関の受診を強くお勧めします。
転んだ衝撃で頭部や胸、お腹の内臓などにもダメージを受けている可能性も考えられるからです。
交通事故で追突された場合に起きるむちうちと同じで、直後は気が張っていますが、時間が経ってから症状が出てくる場合もある様です。
当院は、柔道整復師の施術所として厚生労働省へ届け出している整骨院(接骨院)ですので、万が一のケガの処置も行っています。健康保険が利用可能ですので、安心してお越しください。
どこに行っても良くならい腰痛や肩の痛み、首の痛み、交通事故のむちうち等、身体の痛みを治すなら八王子市宇津木台、たにあい整骨院へ。
私、谷合学が責任持って治療に当たります。
宇津木台たにあい整骨院
〒192-0023 東京都八王子市久保山町1-25-8
TEL042-696-6525
院長 谷合 学
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